2021年10月作成、09月末までの配当受領状況

09月末までの配当受領状況は以下の通り(税引後)

f:id:moguzilla:20211003085521j:plain

f:id:moguzilla:20211003085548p:plain

09月受領分の外国株配当で適用した為替レートは米ドル/円=109円

 

分析

・新型コロナの終息についてはワクチン接種の進捗とともに感染者数が減少、緊急事態宣言の解除が行われ、影響を受けていた業態にとっては良い兆し。ただ人流や医療機関の問題などはこれまで発生していた問題が解決されているわけではなく、今後おそらく冬以降に予測されている第6波に対してどれだけの対応ができるかは未知数。現在までの経済への影響もあって今後も警戒が必要で、全体的な景気の浮揚は当分先になると思われる。

・配当によるキャッシュインは現状、予定より順調に進んでいる。投資先企業の業績、配当への新型コロナの影響は今のところ軽微。ただし今後の状況は流動的なので楽観できない。

・株価は高値水準。ただしこれは潤沢な資金供給のおかげであり、実態はよくない。経済状況は当面の間低空飛行を続けることを想定。

・国外、国内ともに企業の減配や無配転落には今後も警戒が必要。

・新型コロナ肺炎、米中の対立は依然として大きなリスク。また世界中で異常気象が目立つのでこれも大きなリスクになりつつある。加えて米国の金融政策、中国の不動産問題、日本の政権交代による金融所得への課税などが新たなリスクとなっている。

・為替は円安が進行。株価に関しては経済状況を反映していないという意見が多い。円安に加えて資源価格等が上昇しており、影響が懸念される。ただし保有株にとっては追い風の面もあり、今後の四半期決算の結果に注目したい。

・中国株については中国共産党政府の企業へのあからさまな介入が目立つようになってきた。ただ「ゲームはアヘン」「住宅は住むものであり、投機の対象ではない」等、言っていることは納得できてしまうので始末が悪い。中国株への投資は行っていないが間接的な影響には注意が必要。

・日本では政権交代により金融所得課税の引き上げが取り沙汰されている。現在の課税を一律で増やす方向だと却って格差が拡大しかねない。年金不安の問題、個人の投資を増やす方向とどう整合性をとるつもりなのか注目している。

 

方針

日本株のみの配当で税引き後¥2,200,000以上、ドルベースの配当で税引き後¥300,000、外貨建て資産の割合を全体の30%とすることを当面の目標としている。

・外貨建て資産への追加投資の方針としては引き続きETFをメインとしたい。HDV、SPYD、VIG、VGK等のETFへの配当金再投資を予定。特定口座に関しては米国個別株、英国ADRも対象。NISA口座では一部に新興国の個別株も投資対象とする。

・できれば外貨建て資産の追加投資ではドル安と株価の調整時を狙いたい。本年中は円高にも株安にもならず、追加投資のチャンスは来ないかもしれないが、焦らず時期を待つ予定。

・現在の経済状況では受領配当については不透明なため、資金手当ての計画は厳しめを見込む。

日本株に対しても少しづつでも追加投資を行いたい。ただ減配、無配はあり得ると考えて備えておく。

 

備考

社会保険関係の資金手当ての計画。国民年金(4月支払い済)、国民健康保険(6月支払い済)、確定拠出型年金(6月拠出済)、生命保険(7月支払い済)、確定拠出型年金(12月)予定。手当済。

・マイナポータルにて前年度の住民税課税の状況を参照し、申告不要が適用されていることを確認済。